教育理念

education policy

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    本校はイエス・キリストへの信仰に基づく愛の教えを、ゆるぎない精神的な最高の規範として教育することを基本理念とします。

    イエスは「律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」との質問に対して「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』」と教えられました。本校は、この二つを基盤とする教育を目指します。

    前者は神への信仰であり、後者は人間関係の規範であり信仰の証でもあります。したがって本校は、先ずは神と人々との交わりの場である礼拝を守り、神との交わりに共に与かり、信仰に支えられつつ隣人愛の一つの業として教育を行います。

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    イエス・キリストは、とりわけ苦しみの中にある人、病人や障がい者、貧しい人や社会的に差別されている人へ手を差し伸べられつつ宣教されました。また『はっきりいっておく。私の兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』(マタイによる福音書25章40節)と「苦しみや弱い立場の人たちへの働きは、すなわち神に仕えることである。」と言われています。本校は、それに習う一人の小さき者として使命感を持って教育にあたります。

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    本校は、自分の意志では拭っても拭いきれない自己中心的な罪を告白し、信仰によりイエス・キリストの十字架の贖罪(しょくざい)と、永遠の命の約束の福音に与かる喜びの発露、感謝の応答としての教育を目指します。神の愛の光に照らされつつ、日々子どもたち一人ひとりの命を輝かせ、幸福な生活・人生が実現することを目的とした教育を行います。

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    本校は、創造主であり命の根源である神への信仰により、人はすべて神により造られた者として無条件に尊厳の存在であり、児童・生徒と教師の関係も平等な関係という認識による教育を行います。また教師は神の前に畏れ、小さく弱い一人の人間としての謙虚さを保ちつつ、神に祈り助けを求めつつ教育にあたります。児童・生徒は保護者からだけでなく、神から預かっている大切な子どもたちと考え、一人ひとりの命の神秘を見つめ、個々人の主体性を尊重しつつ教育を行います。

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    すべての人が神に愛され祝福され、命を与かっている存在という信仰により、神からの賜物(たまもの)である命を相互に生かし合い高め合う教育を目指します。子どもたちと教師の関係も、互いの命を生かし合い高め合う関係、学校全体の人間関係も真の意味で共に生き愛し合い祈り合う、相互依存の人格共同体となることを目指します。

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    本校は、以上のキリスト教を基盤とする理念を大切にしながらも、教条主義に陥ることなく、人間性の多様性を神から与えられた豊かさと考え、自由で開放的な環境を保ちたいと思います。

    神は世界の全てに関わる方であり、キリスト教の枠を超えて神の働きに参与する道も数多くあると考え、宗教の枠を超えて支えあいたいと願っています。

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